2011年8月31日水曜日
スマート戦闘服の時代へ
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● スマート戦闘服
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記事入力 : 2011/08/31 10:33:52
http://www.chosunonline.com/news/20110831000041
韓国軍:25年までに個人装備を大幅改良へ
陸軍が改善案を発表
カメレオンのように周辺環境に合わせて自動的に色を変え、生体シグナルや負傷を感知して治療を行うスマート戦闘服。昼夜を問わず前方を監視し、指揮部とリアルタイムで情報を交換する統合一体型ヘルメット。
まるで映画に出てくるような最新鋭の戦闘用の個人装具が、2025年ごろまでに韓国陸軍の兵士たちに支給される見通しとなった。
韓国陸軍は30日、兵士用の改良型個人戦闘装具を、2025年までに3段階に分けて支給する「戦闘装具類総合改善計画」を発表した。
個人装具の改善が完了する25年までに、附属の小型コンピューターで自動的に温度調節を行い、防水および汗の排出機能を大幅に向上させたスマート戦闘服を支給する計画だ。
スマート戦闘服は、燃えにくく、外部の熱を遮断する機能を備えている。
統合ヘルメットは最新のセラミック素材で作られており、軽量で防弾能力に優れている。GPS(衛星利用測位システム)および近距離通信装置を備え、戦場の状況について指揮部とリアルタイムで交信できる。
スマート防弾服はセラミックタイルやナノ繊維を活用し、軽量化しながらも防弾性能を高め、拳銃弾はもちろん小銃の小口径弾が直撃しても貫通しないようにする開発が進められる。
このほか、スマート戦闘服のような自動偽装機能を備え、太陽電池パネルを搭載して電源を供給する未来型の戦闘背のう、独自の発熱機能を備えた野戦用寝袋なども、25年までに開発される予定だ。
こうした目標の下、韓国陸軍は15年までに第1段階として約40種類の個人戦闘装具類の品質を改善し、重量を大幅に減らすことを目指している。
現在、全ての装具類を装着した完全軍装の重さは48.7キロにもなるが、特殊な新素材を使用して10キロほど軽量化し、38.6キロまで減らすことにした。
防御作戦や空中強襲作戦などに参加する兵士たちが完全軍装すると、冬場で29種類、夏場で27種類の装具を身に着けることになる。
攻撃作戦や後方作戦、捜索偵察、5分待機、待ち伏せ・侵入作戦任務の時に装着する機動軍装に関しては、これとは別に新たに開発・普及を進める方針だ。
機動軍装では、統合型戦闘チョッキや攻撃背のう、戦闘食糧など14種類の装備品を着用するため、重さは22.9キロになる。
陸軍の関係者は
「これまでは攻撃作戦などで完全軍装した場合、作戦に必要な装具だけを取り出して戦わなければならなかった。
新たな機動軍装が普及すれば、持続可能な作戦時間や戦闘時間が、これまでより3倍以上も長くなるだろう」
と語った。
一方、兵士たちから不満が出ていた戦闘靴については、防水透湿性素材のゴアテックスを活用して、防水および汗の排出機能を強化し、履き心地を向上させた機能性戦闘靴を今年から支給し、15年には全軍の58%までに普及を拡大する計画だ。
第2段階の改善期間に当たる20年までは、単位品目別に、機能を改善した戦闘装具類に先端技術を応用し、部分的なスマート化を進める。
陸軍本部軍需企画課長のイ・ホゴン大領(大佐に相当)は「これまで戦闘装具類は“非兵器システム”に分類されてきたが、今後は“兵器システム”の観点から総合的かつ段階的に改善し、戦闘員一人一人が一つの兵器システムになれるようにする」と語った。
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「素晴らしい」と拍手を送りたいのだが。
先日、水漏れする軍靴を平然と支給していた陸軍が、短時間にかくも最先端の装備を開発できるのだろうか。
ちょっと納得しかねる、といったところだろう。
第一、先日の北朝鮮からの砲撃に対して欠陥だらけのレーダー網設備の充実にすら予算がないといっている軍隊だ。
それが、スマート戦闘服を陸軍兵士全体に支給できるのだろうか。
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