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● ロンドン暴動:ホットブリタニカ
● 金庫の山:クールジャパン
『
英エコノミスト誌 2011年8月13日号
英国の暴動:自己像を見失った国
発作的な愚かな暴動が英国人の自己認識を揺るがしている。
英国の暴動は他国へ「輸出」される可能性もある。
8月6日にロンドン北部のトッテナムで発生した暴動は、数日のうちにロンドン市内各地に飛び火し、さらにはマンチェスター、バーミンガムなど他の都市へと拡大した。
この暴動に対する多く英国民の最初の反応は恥辱感だった。
しかし、恥辱感と同時に彼らを包んだのは激しい困惑だった。
法を順守する大半の市民は突如、一部の同胞が何のためらいもなく車両や建物に放火し、店から商品を略奪し、消防隊員や救急隊員を襲撃することに気づいた。
社会秩序の核心に存在していた信頼という虚構が、むき出しにされた。
それなりの数の犯罪者が町に繰り出して大騒動を起こそうと思えば可能だということが判明したのだ。
心の中に道徳的な抑制がなければ、外から強制的に抑制しても大して効果はない。
世界が驚きの目をロンドンに向けた。
諸外国は概して、英国は少なくとも興奮しやすい大陸の隣国と比べると、羨ましいほど秩序が保たれ、法を順守する国だと思っていた。
しかしこの平穏なイメージは全面的に正しいわけではない。
他地域に拡大するような暴動は以前にも、特に夏場に起きている。
最近では1980年代に、トッテナムをはじめ先日緊張が高まった地域で暴動が発生した過去がある。
だが、今回の問題の様相は、以前の突発的な暴動とは異なっている。
今回の暴動は、全く愚かな騒動だという点で、ある意味では以前よりさらに気が滅入る出来事だ。
■低下するモラル
8月第2週に拡大した暴動と1980年代の暴動には、略奪、放火、警察に対する攻撃など、いくつかの類似点があるが、暴動に関わる場所、人種、年齢、性別には以前見られなかった広がりがある。
1980年代の多くの騒動にからんだ人種問題は今回の決定的な原因ではない。
略奪の容疑で最初に法廷に呼び出された容疑者の1人は、31歳の教育補助員だった。
一般的なフ-リガンの典型的イメージからはほど遠い。
このことが、死者まで出している今回の暴動に対する政治家たちの様々な解釈を許した。
左派の一部に言わせると、真犯人は政府の公共支出削減だ。
この見方は、1980年代の暴動がサッチャー政権による大幅な歳出削減策「サッチャー・カット」のさなかに起きたことから、表面的には根拠がありそうに見える。
しかし、これはやはり怠惰な空想にすぎない。
使い慣れたその論理の延長で今回の暴動をとらえ、政府が少し気前良くなればこの病は簡単に根治できると論じていれば気が休まるかもしれないが、そうすべき根拠はほとんどない。
1980年代の英国、1992年のロサンゼルス、そして2005年のフランスの暴動と違って、今回の暴動は特に政治的でも人種的でもなかった。
さらに、歳出削減の影響はまだほとんど出ていないことを考えると、この説明は検証に耐えない。
一方、
「これは純然たる犯罪行為であり、そこに深い原因を探るのは犯人に言い訳を与えるだけだ」
という保守派の条件反射的な説明も間違っている。
国や自分の将来に対して、ほとんど関心を持たない若者の集団が、現在の英国に存在しているのは明らかだ。
ほとんどの若者たちを暴動から隔てている壁――善悪の区別、将来の仕事や教育に対する関心、羞恥心といったもの――が、暴徒たちには備わっていないようなのだ。
英国は、一体なぜこうなったのかを知る努力をする必要がある。
例えば地域の青少年施設の閉鎖が彼らの疎外感を招いた可能性は低いだろう。
もしかしたら、経済構造の変化やその結果として生じている単純労働の仕事の不足、あるいは長い時間を掛けて進行してきた家族形態や規律の崩壊と何らかの関係があるのかもしれない。
暴徒たちが集まるのに、ブラックベリーが頻繁に利用されていたことから、技術も何らかの要因となった可能性はある。
デジタルコミュニケーションは、アラブの春でそうだったように、権力のバランスを当局から街頭へと傾けたが、英国の場合は、その効果は新たな活力というよりは恐るべきものとなった。
仮に技術が主な要因なら、他国でも同じような光景が繰り返される可能性はある。
しかしその一方で、英国特有のいくつかの要因が働いているかもしれない。
たとえば、米国並の格差が、欧州的な手緩い刑事司法と結びついて、激しい怒りと大胆さが入り交じった扇動的な感情を生み出してしまったのかもしれない。
原因がなんであれ、モラルの低下が英国の少数の若者たちを支配してしまったのだ。
少数ではあっても、英国全体を恐怖に陥れ、屈辱を与えるのには十分な存在だ。
■警察の仕事
デビッド・キャメロン首相は、この危機について議論するために議会を臨時招集し、英国のいくつかの地域は「明らかに病んでいる」と断言した。
政治家たちは向こう数週間で、あらゆる対応策を講じることになるだろう。
雇用創出や福祉政策が議論の対象になるのは間違いない。
しかし、目下の焦点は警備体制だ。
特に暴動の最初の数日間の夜間に、とりわけロンドンで、警察が事態に対応しきれなかったのはなぜなのか。
トッテナムの最初の暴動の口火を切ったのは、警察による射殺事件だった。
フーリガンの一部は警察に対する憤りを動機として挙げている。
しかし、暴動が手に負えなくなり拡大するにつれて、警察、特にロンドン警視庁に対して向けられた主な批判は、彼らの対応が甘すぎるというものだった。
そしてこの批判は部分的にはその通りだった。
ロンドン警視庁は、この騒動の規模に虚を突かれ、迅速に対応できなかった。
ロンドンのいくつかの地域では暴徒の数が警察を上回り、機動性もまさっていたために、警察は略奪を防ぐことができず、また防ごうともしなかった。
その後、本格的に人員を増強し、作戦を練り直してからは、ロンドン警視庁も他の部隊も以前よりうまく夜間の取り締まりができるようになった。
しかしそれでもなお、さらに厳格な措置を求める声が広がっていった。
ある世論調査によると、回答者の3分の1が、ゴム弾だけでなく、実弾の使用を支持した。
外出禁止令や軍隊の配備も議論されたが、ありがたいことに実施されることはなかった。
■希望と現実の乖離
ありがたいという意味は、そのような対応策をとれば、ほとんどの英国の市民がそうであってほしいと望んでいる開放的でリベラルな英国とは別の国になってしまうからだ。
しかし、8月第2週の出来事が発信している1つのメッセージは、現代の英国の現実は、そのような市民の希望に添えないということだ。
格差や分裂は存在するにしても、英国とその首都ロンドンは基本的に秩序と調和がとれているという、多くの人が抱いていた前提は、自己満足に過ぎなかったことが明らかにされたのだ。
英国社会の経済的、道徳的亀裂が口を開けた。
そしてその亀裂は見た目以上に深い。
暴動は、既に弱体化している英国の経済に打撃を与えた。
商店や家屋を傷つけられ、破壊された人々には、甚大な被害をもたらした。
そして、英国に対するイメージを世界中で失墜させた。
しかし何より大きいのは、この出来事で英国が絶望的に自己認識を見失ってしまったことだ。
© 2011 The Economist Newspaper Limited. All rights reserved.
英エコノミスト誌の記事は、JBプレスがライセンス契約 に基づき翻訳したものです。
英語の原文記事はwww.economist.comで読むことができます。
』
あの大震災時の日本民族の奇妙な行動。
そして、それから5カ月後のイギリス大衆の行動。
「英国の暴動:自己像を見失った国」とある。
たしか、クールジャパンとは「クールブリタニカ」かなんかのパクリだったと思うが。
おそらく8月6日を境に「クールブリタニカ時代」は終わったのだ。
ブリタニカはクールからホットになってしまった。
残ったのはパクリのクールジャパン。
おそらく8月6日を境に「クールブリタニカ時代」は終わったのだ。
ブリタニカはクールからホットになってしまった。
残ったのはパクリのクールジャパン。
とすると、このクールは本物か?
この2つのできごとは、クールジャパンの本質を見事に形で教えてくれました。
つまり、「クールジャパンとは日本文化の特質」という意味のようである。
『
提供YUCASEE MEDIA (ゆかしメディア) 2011年08月20日07時10分
正直日本、津波で行方不明の23億円が所有者に戻る
3月の東日本大震災で起きた津波の影響で、行方がわからなくなっていた金庫、財布など合計6500万ドル(約50億円)が見つかり、そのうち2900万ドル(約23億円)が元の所有者に戻ったという。
日本の警察庁が発表した事実と数字だが、特に海外メディアが大きな関心を持って報道している。
米3大ネットワークのABC、英高級紙ガーディアンなども報道しており、ガーディアンは「被災者が“再会”」と奇跡のように報じ、デイリーメールは「正直な日本」とした。
津波で「行方不明」になっていた財布、金庫が見つかり、警察庁によると金庫5700個と、多数の財布が見つかったという。
現在、元の所有者に返った金額としては2900万ドルになるのだという。
残りは警察で管理しているのだという。
日本よりも海外で大きく報道されている点が、日本人の性格をよく反映しているニュースだと言えるだろう。
』
』
』
クールジャパンの時代がやってきたのだろうか。
世界がまちがいなく、日本というものに注目している
すべてが行き詰まった今、
世の潮流にあたらしい指向を注ぎ込める文化
の一つに日本が挙げられていることにまちがいはない。
世の潮流にあたらしい指向を注ぎ込める文化
の一つに日本が挙げられていることにまちがいはない。
もし、クールジャパンが世界の動きの指針の一つにならないなら、世界はとんでもない方向に進んでいくことだけはおぼろげながら察せられる。
その方向とは、ゼニと暴力の世界であろう。
ゼニとは経済、暴力とは暴動紛争、この2つをあわせてホットワールドという。
ゼニとは経済、暴力とは暴動紛争、この2つをあわせてホットワールドという。
それにブレーキをかけ、こういう方向もありますよ、という別の異なった形を示すのがクールジャパンである。
おそらく、見回したところそういう資質を内在した思考はあるいは、指針はいまのところ
クールジャパンしか姿を現してはいない。
3月11日の東日本大震災を境に、
クールジャパン時代が具体的な姿を現し始めた
ということは、否定できなくなっている。
インターネットという個人メデイアがマスメデイアに変わって力をつけてきている。
マスメデイアが流す情報とは別に、個人が発信する情報が勢力を持ちはじめている。
マスメデイアには政治的誘導という隠れた意図が色濃く滲んでいる。
が、個人メデイアにはそれが希薄である。
そのような個人メデイアの思想を、これからしっかり下支えしていくとみられるのがクールジャパンである。
マスメデイアが流す情報とは別に、個人が発信する情報が勢力を持ちはじめている。
マスメデイアには政治的誘導という隠れた意図が色濃く滲んでいる。
が、個人メデイアにはそれが希薄である。
そのような個人メデイアの思想を、これからしっかり下支えしていくとみられるのがクールジャパンである。
『
らばQ 2011年08月22日 12:44
http://labaq.com/archives/51694147.html
23億円が戻ってきた!?
日本の道徳心はありえない、と海外で話題に
東日本大震災から5ヶ月余りが過ぎました。
いまだにその影響は計り知れないですが、各地で復興に向けての努力が続けられています。
震災によって多くの人がさまざまなものを失いましたが、紛失していた現金23億円分が返還されたというニュースが海外に伝わり、
「日本人の道徳心は素晴らしすぎる」
と感動の声が上がっていました。
紛失した現金は財布からだったり、家庭の金庫だったりといろいろのようで、ボランティアによって見つけられた現金も含め、合計23億円もの現金が持ち主に返還されたそうです。
このことが海外のメディアでも報じられ、日本人の誠実さを表していると、驚きや称賛の声が各方面から上がっています。
海外掲示板でも大きな盛り上がりを見せていたので、一部をご紹介します。
【----------------】
・これと同じことが(地震後、略奪が起きた)ハイチで起こる可能性 = 0.0000000000000001%。人というのは違うんだ。
・そりゃそうさ、まずハイチで23億円が見つかるわけないじゃないか。
・飢死してるんだから、そりゃそうだろう。
・少なくとも世界には道徳心のある人々もいるってことだ。
・同種族の人ばかりの環境では容易なのかも。
・かつ、世界で宗教から最も遠い国民でもある。
・きっと「日本人でいる」という宗教なんだ。
・だが、密度の高いとてもうるさい環境で、長時間労働と、次のゴジラ襲撃のストレスにより、自殺率と精神疾患は高いレベルにあるんだ。
・おい作り上げるのはやめようぜ。
そんなにうるさいわけではない。
・その頃イギリスでは2000万ポンド(約25億円)以上が台無しになり、それを祝っている。
・これこそが日本だろ。
女子サッカーがW杯で優勝したかと思えば、バカな誰かが第二次世界大戦のことを言い出すとか。
・日本は素晴らしかったよ。
住んでたときは楽しかった。財布、傘、パスポートなど、何をなくしても戻ってくるチャンスは100%だった。
しかも財布に現金が入ったままで戻ってきたんだ。
・ついこの間、高齢の人々が福島の第一原発での仕事のボランティアを名乗りあげているというニュースがあったばかりで、今度はこれだ。
もう日本人は世界でもっとも良い人柄なんだと思えてきた。
http://edition.cnn.com/2011/WORLD/asiapcf/05/31/japan.nuclear.suicide/index.html
・おれはJALの社長がパイロットより給料を安くしたって話が好きだった。
バスで仕事に行って、カフェテリアで食事をしていたぞ。
(参照:JAL社長の給料がパイロットより低い…「アメリカとは大違いだ!」アメリカ人たち大絶賛)
http://labaq.com/archives/51136194.html
・日本の社会は世界の他の場所に比べると、極端に安全だ。
しかし社会システムや慣習により作り出される環境には大きな犠牲もある。
日本でほとんどが戻ってくる理由は、規則、階層、社会的な決まりごとが強いためである。
日本では権力にたてつくことや、規則を破ることが良しとされず、個人的な表現でさえも、少しでも流れに逆らうことなら、しかめっ面される。
規則は規則であって日本では破られない。
僕は日本でマヨネーズがついていないサンドイッチを注文することさえ不可能だった。
なぜか、それは日本のサンドイッチにはマヨネーズがついてくるものだからだ。
比べてアメリカでは、個人の意見は尊重され、規則というのは破られるものと言われているのが一般的だ。
そういう社会構造はよく議論され、個人の自由がうたわれる一方で、わがままな態度も増える。
日本の凝り固まった方法は、社会としてはよく機能している。
その反面、息苦しくも感じる。
女性は男性より地位が低いと受け止めているようで、そのため女性の政治の参入や女性の給料は先進国としては、ショックなほど低い。
さらに自殺は他国に比べてそれほど悪いことだと受け止められていない。
個人にのしかかる連続したストレスなどが原因で自殺率が高いのもうなずける。
言いたいことは日本も完璧ではないということだ。
社会システムは大半の国よりよく機能しているが、いったい社会システムのどこに価値を見出してるかを考えなくてはいけない。
秩序がいいのか?自由がいいのか。
個人の幸せがいいのか、コミュニティとしての機能を求めるのか。
両方を選べないのか?
・4年間教師をしていた自分もよく似た意見だ。
創造性がないことや、同一性を促していることほどイライラすることはない。
生徒のほとんどは見られることや失敗を死ぬほど恐れているし、英語の授業では単調な文法の暗記がほとんどだよ。
・実体験を話そう:
日本で一番犯罪が多いところ(大阪のミナミ)に1年半ほど住んだ。
そうしたら犯罪は全然多くなかった。
僕はロサンジェルス出身で、犯罪が多いってことがどういうものかを良くわかっている。
日本はクレジットカードが使えないところが多くあるので、現金を持ち歩く(500ドルとかを一度にだ)。
ある日、ぼくは3万円をATMで引き出し、その場に忘れてきたことがあった。
すると20分後に銀行から電話があって、誰かがATMでそれを見つけてすぐに銀行に返し、銀行はすぐに僕を割り出して口座に戻しておいたと言う。
僕は地下鉄でカメラを2回も忘れ、両方戻ってきた。
一度なんて酔っ払って倒れていたとき、目が覚めたらマクドナルドのセットが目の前に置かれていた。
・それはおもしろすぎる。
きっと「うーん、外人が気絶してる……。
どうするかな、きっとハンバーガーを好きだろうな。
よしマクドナルドに行こう」こんな感じだな。
・きっとホームレスだと思われたんだよ。
・オレのストーリー。
東京で散々酔っ払って、JRのトイレに寄った。
最高の気分で家に帰った…つもりが最悪だった。
トイレで僕の軍のIDやジュネーブ会議のカードの入った財布、ポケットの中身すべてを落としていたようだ。
一週間して警察から電話がかかってきた。
「財布が届いているのでとりにきてください」と。
しかも現金も中にあった。
クレイジーな国だ。
【----------------】
アメリカやイギリスのメディアでも、多額の現金が戻ったことに驚きと称賛の論調ばかりでした。
どの国でも良い点・悪い点はあり、視点や考え方によって変わってくるものだと思いますが、他所から見て良いとされているものはもっと誇っていいのかもしれません。
Japanese police say people have returned $78 million in missing cash after quake.
http://www.reddit.com/r/worldnews/comments/jmztu/japanese_police_say_people_have_returned_78/
』
「クールジャパン」とは
①.宗教からもっとも遠いところにいるために自己統制ができるということ
②.それがすなわち「日本人でいるという宗教」なのかもしれない。
わかっていることは、
「クールジャパン時代」が来ている
ということだ。
世界の明日への方向を示唆する一つの答えがクールジャパンだ
ということであろう。
テキサス親父は
「
日本人は将来おきるであろう災害においての指針を作ってくれた」
」
と言ったが、なかなかそうはいかないようだ。
「
日本人のように振る舞えるか?
それが世界の常識になる。
」
とはいうものの、難しいことだ。
クールジャパンとは世界のあこがれと理想
であって、なかなか生活レベルでは実践されにくいだろう。
しかし、そこに目標指針があるかぎり、人はそれを目指す。
それが、クールジャパンの役目かもしれない。
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クールジャパンとは
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Wikipedia から。
『
概要
1990年代に、イギリスのトニー・ブレア政権が推し進めたクール・ブリタニアが語源とされ、ジャパンクール(Japan Cool)と呼称される場合もある。
具体的には、ゲーム・漫画・アニメなどのポップカルチャーを指す場合が多い。
さらに、自動車・オートバイ・電気機器などの日本製品、料理・武道などの伝統文化など、
日本に関するあらゆる事物が対象となりうる。
日本では、ゲームなどのポップカルチャー方面を中心に人材育成や知的財産の保護、輸出の拡大などを図る官民一体の事業も展開されている。
税制面の優遇も検討されており、「コンテンツ特区」を設け海外からも人材を集める。
政府はこの計画で2009年の海外収入1兆2千億円を倍増させる予定である。
』
「知恵蔵2011の解説」から。
『
クール・ジャパン【くーるじゃぱん】
日本独自の文化が海外で評価を受けている現象、
またはその日本文化を指す言葉。
当初は主に秋葉原に代表されるようなマンガやアニメ、渋谷・原宿のファッションなど、ポップカルチャーを指していたが、食材や伝統工芸、家電など広範囲にわたった文化を指すようになってきた。
米外交政策誌にアメリカのジャーナリストが
「日本は文化のスーパーパワー」
と書いたのが
「クール・ジャパン」の発端
と言われており、クールは冷たいという意味ではなく、
①.洗練された、
②.感じがいい、
③.かっこいい
等の意味で使われている。
』
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