2011年8月26日金曜日

韓国初の潜水艦輸出

_


● 韓国初の潜水艦輸出が来月7日の金寛鎮(キム・グァンジン)国防部長官のインドネシア訪問の際に確定する。



2011年08月26日09時48分  [ⓒ 中央日報/中央日報日本語版]
http://japanese.joins.com/article/183/143183.html?servcode=200&sectcode=200

韓国が国産潜水艦を初輸出、
競合のフランスに勝つ

 国防部当局者は25日、
 「金長官のインドネシア訪問時に大宇造船海洋など国内防衛産業会社の幹部らが同行する。
 大宇造船海洋が現地でインドネシアの潜水艦導入優先交渉対象者に確定して了解覚書(MOU)を締結できるだろう」
と話した。

輸出する潜水艦はドイツのホバルトベルケ・ドイチェ造船(HDW)から大宇造船海洋が技術移転を受け生産した「209級」(1200トン)3隻。
 金額は1兆4000億ウォン(約996億円)で、単一兵器輸出としては最大規模だ。
 関係者は、「輸出する3隻の潜水艦のうち2隻は国内で建造した完成品として納品し、1隻は主要部品をインドネシアに持ち込み現地で組み立てることになるだろう」と伝えた。

別の当局者は、
 「これまで韓国はドイツやフランスなどとインドネシアの潜水艦受注競争を行ってきた。
 韓国に技術を移転したドイツと溶接技術を前面に出したフランスを抜いて潜水艦輸出国に進入する意味は大きい」
と説明した。
 現在韓国軍は「209級」9隻と「214級」(1800トン)6隻を保有している。

韓国は5月の「T-50」高等訓練機に続き潜水艦をインドネシアに輸出することで両国の防衛産業協力はさらに強化される見通しだ。
 軍関係者は、
 「両国の軍関係者の相互訪問が最近になり増加している。
 インドネシア側関係者は韓国型突撃上陸装甲車(KAAV)、戦車、F-4・F-5系列戦闘機など韓国軍から退役する兵器の提供を要請している」
と伝えた。
 インドネシア陸軍のジョージ・トイスータ参謀総長は7月に訪韓し、金相基(キム・サンギ)陸軍参謀総長に陸軍戦車近代化事業により退役予定のM-48戦車の提供を要請した。
 海軍もインドネシアから現在進行している潜水艦要員教育と別に追加教育を要請された状態だ。
 軍当局者は、「韓国軍は退役する戦闘機と艦艇などを東南アジアの国に提供してきた。
 インドネシアの要請を肯定的に検討している」と話した。
 韓国がインドネシアの潜水艦事業を受注する場合、他の東南アジアの国への輸出も期待される。
 中国が海軍力を増強し東南アジア諸国と領有権紛争を起こしている南沙諸島などで海軍活動を強化しているためだ。

◆209級潜水艦=ドイツ海軍の209級(1200トン級)を国内でライセンス生産した。
 敵にみつかりにくく、魚雷と機雷のほかハープーンミサイルの発射も可能だ。
 1999年に西太平洋訓練で209級潜水艦が魚雷実弾を発射して標的艦のオクラホマシティ(1万7000トン級巡洋艦)を撃沈し、2002年の環太平洋訓練ではハープーンミサイルを60キロメートル離れた米退役駆逐艦に命中させ能力を認められた。
 海軍が保有する9隻のうち1隻は独HDWで建造した完成品を輸入し、2隻は組み立て生産、残りは技術移転を通じて生産した。


 自国の防衛網が脆弱なため、兵器輸出をして最新技術の購入にふりむけようとしている。
 なにしろ、国内兵器のレベルを上げないことには話にならないのが韓国の軍隊だ。
 がんばって、ガンバッテ。
 陸続き国家は何かにつけ危機管理が大変である。




_