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● 「世界最安」のタブレットの発売が決まりガッツポーズを見せるカピル・シバル・インド人的資源開発相(5日、ニューデリー)
『
朝鮮日報 記事入力 : 2011/10/06 10:26
http://
www.chosunonline.com/site/data/html_dir/2011/10/06/2011100600783.htmlスマホ:サムスンVSアップル、覇権争い激化 サムスン電子とアップルによる特許戦争が新たな局面を迎えている。
サムスン電子は5日午前(現地時間)、フランス・パリとイタリア・ミラノの裁判所に対し、アップルの新型スマートフォン「iPhone4S」の販売差し止めを求める仮処分申請を行った。
これまでサムスンは、年間8兆 5000億ウォン(約5500億円)もの部品(半導体、液晶パネル)を調達する最大顧客アップルに譲歩してきたが、今回の裁判を機に強硬姿勢に転じた。
裁判所が仮処分申請を受け入れれば、アップルは新製品を販売できなくなる。
サムスン電子が腹を据えて、アップルとの直接対決に出た理由は、スマートフォン市場の掌握を目指す意欲の表れとの見方が強い。
■スマホ市場の主導権つかめ
両社は現在、世界のスマートフォン市場で業界トップの座をめぐり激しく争っている。
市場調査会社のストラテジック・アナリティクスによると、アップルとサムスン電子は第2四半期にそれぞれスマートフォンを2030万台、1920万台販売し、業界1位、2位のシェアを獲得した。
シェアはアップルが18.5%、サムスンが17.5%で、その差はわずか1ポイントだ。
アップルが首位陥落に対する危機感を覚えている一方で、サムスンは首位浮上を目指している。
今回の特許紛争の勝敗で、どちらが真の業界首位かが決まる。
今回の戦いが激しさを増す理由の一つは、スマートフォン市場の成長性だ。
2006年時点で、スマートフォンの市場規模は7950万台、翌07年にはその数字が1億2280万台に増えた。
さらに、08年には1億5110万台、今年は上半期だけで2億1250万台が売れた。
毎年 70‐80%のペースで爆発的に成長する、まさに「黄金の市場」だ。
一方、携帯電話端末全体で見ると、市場は既に停滞期に入った。
08年には世界の携帯電話端末販売台数が11億7700万台だったが、09年には11億6900万台に減少した。
10年には13億6000万台、今年上半期は7 億1400万台と増加傾向を示しているが、スマートフォン市場に比べ、はるかに伸び悩んでいる。
今年の世界のスマートフォン市場は約150兆ウォン(約9 兆7200億円)規模に達する。
スマートフォンの利益率は一般の携帯電話端末に比べ高い。
携帯電話端末市場でスマートフォンだけを扱うアップルは、今年第3四半期(4‐6月、決算期は9月)の売上高が285億7000万ドル(約2兆1940億円)、純利益が32億8000万ドル(約 2520億円)、営業利益率が30%に達した。
製造業の営業利益は10%を超えるだけでも優秀とされるだけに、
スマートフォン生産はまさに「金脈」だ。』
なんてこうも商売が下手なんだろう。
常に落とし所を考えて戦略を練るのがトレードというものだろうに。
「金脈だ!」なんて騒いているのは、ここちょっとの期間。 ブームなんて、潮の引くようにあっと言う間に去っていく。
去ったあと、どういうするかを考えて、お互いにいがみ合わないように傷つかないように持ちつ持たれつでやっていくのが、「今」という時の商売。
どうすんだろうねサムスンは。
サムスンが没落したあとを狙って、LGが商売上手を発揮するかもしれない。
アップルは商売人、サムスンは技術屋、
というところだろうか。
役者が一枚違うということかもしれない。
『
朝鮮日報 記事入力 : 2011/10/06 10:05
http://
www.chosunonline.com/site/data/html_dir/2011/10/06/2011100600665.htmlスマホ:特許出願件数、サムスンがアップルの15倍
「サムスンの製造技術」対「アップルのソフトウエアとデザイン」
通信技術関連の特許の数だけを見ると、サムスン電子は血気旺盛な大学生、アップルは歩き始めたばかりの赤ちゃんに例えることができる。
サムスン電子は通信技術関連の特許件数や品質でアップルを圧倒している。
サムスン電子は、単一企業としては世界最多となる移動通信技術関連の特許を保有している。
市場調査会社のチェタンシャルマによると、サムスン電子は1993年から2011年にかけて、欧米で1万1500件以上の特許を出願してきた。
この数は世界の主要メーカーのうちトップだ。
一方アップルの場合、移動通信関連の特許出願数は31位、数にすると1000件未満で、サムスン電子の10分の 1にも満たない。
■通信技術関連の特許では韓国企業は大学生、アップルは赤ちゃん
アップルは先月29日、サムスンがオランダの裁判所に起こした特許侵害訴訟で
「サムスン電子が保有する特許を使用しなければ携帯電話を製造することはできないが、サムスン電子はあまりにも巨額の特許料(製品価格の2.4%)を要求している」
と主張した。
サムスン電子の特許が質的にも優れていることを認めたわけだ。
2007年末から携帯電話端末市場に参入したアップルは、通信技術ではまだ赤ちゃんのレベルだ。
今年7月、アップルはマイクロソフトやリサーチ・イン・モーション(RIM)などとともにカナダの電気通信装置メーカー、ノーテルを45億ドル(現在のレートで約3450億円、以下同じ)で買収したが、これも通信関連の特許を手に入れるためだった。
サムスン電子は1988年に最初の携帯電話端末SCH‐100を発表して以来23年にわたり、移動通信の製造技術を開発・蓄積してきた。
現在、市場の中心となっている第3世代(3G)移動通信技術では世界的な強者だ。
アップルが製造するスマートフォンは全てこの第3世代に属する。
また今後もアップルは韓国企業が保有する通信技術関連の特許を使用せざるを得ない。
また最近になって世界各国の移動通信各社がサービスを開始した
第4世代(4G)の移動通信規格LTE(ロング・ターム・エボリューション)の強者はLG電子だ。
LTEは、現在主に利用されている第3世代技術に比べ、データなどの転送速度が5倍に達する次世代の移動通信技術として注目されている。
米国の投資会社ジェフリーズは先日、世界の通信関連企業が保有するLTE関連の特許件数とその価値について発表した。
それによると、
LG電子が特許全体の23%を保有しており、その価値は79億ドル(約6064億円)で業界トップ、2位はクアルコムで21%の73億ドル(約5603億円)。
サムスン電子のLTE関連特許の価値は3兆7000億ウォン(約2392億円)で4位となっている。
ちなみにアップルが買収したカナダのノーテルは4%で、当のアップルは上位にランクインしていない。
■アップルの強みはソフトウエアとデザイン
それでもアップルを無視することはできない。
サムスン電子とアップルの特許争いは、両社が得意とする分野がまったく異なるため、プロボクサーとプロレスラーの戦いに例えることができるだろう。
アップルの強みはデザインとソフトウエア関連の特許。
ドイツやオランダなどで行われた裁判所でアップルがサムスンに勝訴したケースは、いずれもソフトウエアやデザインをめぐる訴訟だった。
アップルは1970年代にパソコンの製造を開始し、1984年には個人用のパソコンとして初めて、マウスにより操作可能な「マッキントッシュ」を世に送り出した。
アップルは液晶モニター上での動作やデザインではさまざまな特許を保有している。
特に指で画面に触れることで携帯電話やパソコンを操作するマルチタッチ技術の特許を持つのは強みだ。
現在、ほぼすべてのスマートフォンやタブレットPCで、文字入力や画像のサイズ変更の際にこの技術が使われている。
』
サムスンは技術的にアップルの上をいっていると思っている。 これが驕りになっているようだ。
技術的に上なら、それを使ってうまく妥協点を探っていくのが、賢いやりかた。 つまり、落とし所に落とせるということ。
それなのに落とせないということは、商売が下手か、技術が価値のないものかのいずれかだろう。
上の記事によると、サムスンよりLGのほうが上の技術的に上のようである。
ということは、サムスンはやはりヤバイ。
KIAがヒユンダイに吸収されたように、サムスンはLGに吸収されるかもしれない。
「
そんなことあるはずがない」ということが起こるのが昨今の動き。 現代とは考えられることは「何でも起こる」世界と思ったほうがいい。
何でもあり、それが今この時である。『
朝鮮日報 記事入力 : 2011/10/06 10:28
http://
www.chosunonline.com/site/data/html_dir/2011/10/06/2011100600786.htmlギャラクシータブ、独展示会で会場から撤退
アップルが販売禁止仮処分申請
屈辱味わったサムスン激怒
先月4日、ドイツ・ベルリンで開催されていた世界最大の家電展示会「IFA2011」。
サムスン電子展示館の係員に緊急指示が下った。
入場者に人気だったタブレットPCの新製品「ギャラクシータブ7.7」の展示台を全て片付けろというものだ。
ドイツのデュッセルドルフ地方裁判所が
「アップルの iPad(アイパッド)とデザインが似ているため、『ギャラクシータブ7.7』のドイツでの販売・マーケティングを禁止してほしい」
という米アップル社の仮処分申請を受け入れたことによる措置だった。
同製品が掲載された広告板は白い布で覆われた。
入場者たちは説明の英語が分からず戸惑っている様子だった。展示台を整理していた係員の表情も暗かった。
「ギャラクシータブ7.7」は、サムスンが今年IFAに出品した製品のうち最も意欲的な新製品だった。
昨年発売した7インチクラスのギャラクシータブに比べ画面のサイズが大きい7.7インチ。
高解像度の画質、柔らかな天然色表示、横から見ても鮮明な180度の視野角など魅力的な機能が満載で、世界のメディアや入場者の注目を集めた。
しかし、同製品は一般展示2日目で姿を消すことになった。
展示会に出品された製品が期間中に撤収されるのは非常に異例だ。
IFA参加に約300億ウォン(約19億円)を投じたといわれるサムスン電子の経営陣はこの日、金銭的な損失を負ったのはもちろん、プライドも大きく傷つけられた。
現場にいたサムスン電子の役員は
「正式販売に入ったわけでもなく、展示会で披露された製品までとやかく言うのはひどすぎるのでは。
サムスンも法的措置により
アップル社に思い知らせてやる」
と語った。
これより前の今年8月、サムスン電子は「ギャラクシータブ 10.1」も、欧州発売から1週間で販売が一時中止されるという屈辱を味わった。
サムスンはこのとき、英国ロンドンの中心地にあるポッターズ・フィールド・パークで、50メートル上空にタワークレーンでテーブルを設け、著名人たちが食事をしながらギャラクシータブ10.1を体験するというイベントを行うなど、大々的な販促活動を展開した。
ところが、アップルの販売禁止仮処分申請でこうした製品も販売が中止された。
1週間後にはドイツを除く地域で販売が許可されたが、すでに遅かった。
イメージが大幅にダウンしたサムスンは悔しさを乗り越え、今回のアップル社「iPhone 4S」発売に合わせ
大反撃を開始した。
』
「金脈」だとか「大反撃開始」だとか言っているうちに、どんどん時代は変わってきている。
例えば、Amazonが安値のタブレットを出し、今日はインドが「3,500円」のタブレットを出してきている。
もはやスマートホンは落日の中に晒されている。
ここしばらくはピークだろう。
しかしその向こうのこの機種の未来は暗い。
ウオークマンの後を追うことにもなりかねない。
とすると、サムスンとアップルでは比較にならなくなる。
『
日経新聞 2011/10/5 20:23
http://
www.nikkei.com/tech/news/article/g=96958A9C93819696E2E7E2988A8DE2E7E3E2E0E2E3E38698E2E2E2E2;da=96958A88889DE2E0E2E5EAE5E5E2E3E7E3E0E0E2E2EBE2E2E2E2E2E2インド政府が「世界最安」45ドルのタブレット 英社と
インド政府と英通信機器会社データウインドは5日、1台45ドル
(約3500円)と世界最安のタブレット端末(多機能携帯端末)「
アーカッシュ」を発売すると発表した。
人的資源開発省や最高学府のインド工科大学(IIT)が基礎開発した“国策端末”。
政府が教育用に10万台買い上げるほか、データ社が姉妹品を1台最高60ドルで11月下旬から同国で市販する。
同省のシバル大臣は5日、
「国境を越え何百万人もの子どもたちに提供したい」
と語り、国外販売にも言及。
当初は1日700台にとどまるデータ社の印南部の工場の
「生産能力拡張に多くの企業に協力してほしい」
と呼びかけた。
将来は「10ドル未満にしたい」とも述べた。
データ社は「発注量が 1000万台に膨らめば35ドル」としている。
ディスプレー画面は7インチで、基本ソフト(OS)は米グーグルの「アンドロイド」。
256メガ(メガは100万)バイトのRAM(随時書き込み読み出しメモリー)を搭載し、インターネットには無線LANの標準規格「WiFi」方式で接続する。
姉妹品「ユビスレイト」は携帯電話の通信を利用する。
』
アップルは明日を考える能力を持っている。 スマートフォンの後を考えられる。
残念なことに、サムスンには次を見通し、創りだす力量はない。
『
朝鮮日報 記事入力 : 2011/10/07 09:59
http://
www.chosunonline.com/site/data/html_dir/2011/10/07/2011100700695.html【社説】
ジョブス氏が韓国のIT業界に教えたこと 希代の発明家で、実業家としても大成功を収めたアップルの創業者、スティーブ・ジョブス氏が5日にこの世を去った。
ジョブス氏は1977年に世界初の個人用コンピューターを開発し、パソコンの時代を切り開いた。その後もマッキントッシュやiPad、iTunes、iPhone、iPodなど革新的な製品を次々と世に送り出し、ここ30年間にわたり世界のIT産業のトレンドを引っ張ってきた、まさに革命家だった。
ジョブス氏は「満足できなければノーと言いなさい」と部下に言い聞かせながら、最後まで完璧を追求し「シンク・ディファレント(違う考えを持ちなさい)」をアップルのスローガンとした。
大学に入学するもわずか1学期で中退し、靴もはかずにぼろを着ながら歩いて全国各地を旅行するなど、若いころの型にはまらない生活は、後に会社を創業してから固定観念を破壊する技術革新の精神へとつながった。
ジョブス氏はコンピューターグラフィックを利用したアニメ映画制作という新たな分野を開拓したほか、オンライン・ショッピング・モールを通じた音楽やソフトの配信で、この分野のビジネスモデルを完全に作り替えてしまった。
iPhoneを開発し、小型のコンピューターをわれわれのポケットに入れてくれたのもジョブス氏で、キーボードではなくタッチパネルでインターネットを楽しめるようにしたのもジョブス氏だった。
ジョブス氏が新たな製品やサービスを登場させるたびに、IT産業のパラダイム(時代の支配的な考え方)が変わり、新しいマーケットが形成され、人間が仕事をする方法や余暇を楽しむ方法まで変わった。
ハードウエアとソフトウエアの融合、人文系の想像力と工学技術の結合というIT産業の流れも、ジョブス氏が残した遺産だ。
ジョブス氏は自らが創業したアップルから一時は追放されたが、後に復帰すると、倒産寸前のこの会社を世界最強の企業に生まれ変わらせるという神話まで築き上げた。
世界のIT業界で厳しい競争が続く中、韓国のIT産業が今後も生き残れるかどうかは「韓国のジョブス」を育てられるかに懸かっている。
アップルと特許紛争を展開しているサムスン電子などはまさにそうだろう。
サムスンは最近、アップルが販売を開始したiPhone4Sに対し、フランスとイタリアの裁判所に販売禁止の仮処分申請を提出した。
これまでアップルの特許攻勢に苦しめられてきたサムスンが、1万1500件以上という世界最多の無線通信関連の特許を武器に、逆襲に乗り出したのは非常に意味のあることだ。
しかしサムスンがIT産業の枠を越えて世の中を変えるには、サムスン内部の「イエス文化」を克服し「クリエーティブなノー」を言える人材を育て、それを抱えることのできるリーダーシップがまずは必要だろう。
』
『
2011年10月07日10時15分 [ⓒ 中央日報/中央日報日本語版]
http://
japanese.joins.com/article/416/144416.html?servcode=300§code=300
Jobslessアップル…サムスンとの生死かけた‘チキンゲーム’終えるか
● 1983年11月、故李秉喆(イ・ビョンチョル)サムスン会長はソウル太平路(テピョンノ)サムスン本館で、当時28歳だったスティーブ・ジョブズに会った(写真=サムスン提供)。
皇帝がこの世を去った。
情報技術(IT)業界をリードしてきたアップルの創業者スティーブ・ジョブズ(56)の死去が伝えられた6日(日本時間)以降、世界で哀悼の言葉が続いている。
特にアップルと特許戦争を繰り広げているサムスンとしてはさまざまな思いが交錯する。
かつてジョブズは助言をやり取りするサムスンの同志だった。
その後、最大顧客企業の首長となったが、死の直前には特許戦場で刃を交わす敵将に急変した。
サムスンはジョブズの他界とは関係なくアップル「強硬対応」方針は変わらないという立場だが、一部では両社が妥協側に向かうという噂も出てきている。
マイクロソフト(MS)・グーグルなどグローバルIT企業も「ポストジョブズ(Post Jobs)」時代を迎え、動きが速まると予想される。
◇和解に向かう?
年初までサムスンに対するジョブズの態度は友好的だった。
アップルはサムスン電子から昨年6兆1852億ウォン(約4000億円)、今年は8兆5000億ウォン相当の部品を購入する最大の顧客であり、サムスンとしては丁寧に対応するしかなかった。
ジョブズとサムスン家の縁は3代にまたがる。
故李秉喆(イ・ビョンチョル)サムスン会長は1983年11月、ソウル太平路のサムスン本館で ジョブズに会った。
当時73歳だった李会長は28歳の若い事業家に会った後、
「非常に素晴らしい技術を持った若者。
今後IBMと対敵するほどの人物」
と評価した。
アップルがサムスンの最大顧客に浮上すると、李健煕(イ・ゴンヒ)会長(69)もジョブズによく会うようになり、李在鎔(イ・ジェヨン)社長(43)もジョブズに会って友好関係を維持してきたという。
しかしこうした親善関係は今年4月から大きく変わった。
アップルは米カリフォルニア州サンノゼ地裁に
「サムスン電子のギャラクシーフォンとギャラクシータブがiPhoneのデザインを模倣した」
として特許訴訟を起こした。
その後、サムスンとアップルはIT業界で最大の‘敵対関係’になった。
崔志成(チェ・ジソン)副会長はこの日、
「故人の創造的精神と優れた業績は永遠に忘れられないだろう」
と哀悼した。
しかしサムスン側は哀悼と法廷攻防は別の問題としている。
にもかかわらず、両社は結局、和解の手を差し出すのではという観測も出ている。
両社の訴訟戦が結果しだいでは、どちらか一方に致命的な打撃を与える‘チキンゲーム’様相に流れる公算が大きいという理由からだ。
◇革新アイコン継承者は
ジョブズが経営権を奪われて退いた1985年以降、アップルは破産危機に直面するなど深刻な状況を迎えた。
それだけジョブズの存在感は大きく、その空席は予測するのが難しい。
サムスン経済研究所のイム・テユン研究員は
「短期的に今後5-6年はシステムが作動するためアップルの位置づけに大きな変化はないだろうが、長期的には問題が生じるかもしれない」
と説明した。
また
「アップル内部からスターCEOが出てくる可能性よりも、グーグルのラリー・ペイジ、フェイスブックのマーク・ザッカーバーグがジョブズの‘革新アイコン’イメージを引き継ぐとみられる」
と予想した。
アップルのiPhoneとグーグル・サムスンが主導するアンドロイド陣営、マイクロソフトのウィンドウズフォン陣営が形成している三角地図も変化する可能性がある。
短期的にはアンドロイド陣営の市場シェアが高まると予想される。
ジョブズが他界したうえ、当初予想された「iPhone5」の発表も延期されたからだ。
専門家は最近サムスンとマイクロソフトが広範囲な業務協約を締結したことで、閉鎖的な市場戦略を駆使してきた
アップルの地位はますます落ちると観測している。
』
早いとこサムスンはアップルとの妥協に持ち込まないといけない。 世界にジョブスの死により、
アップル良い人、サムスン悪い人、のイメージが定着してしまうからだ。
そうすると、
サムスンの地位はますます落ちていくことになる。
技術屋さんの難しいところは、どこで落とすかがわからないことだ。
ウロウロしていると、せっかくのチャンスを失うことになる。
サムスンが生き残るためには、ここで身を切ってでも和解することだ。 それができないとサムスンに明日はなくなる。
今がピークだ。 だんだん、周りが暗くなっていく。
光明が見いだせない。
手詰まりになっていく。
打つ手がなくなってきている。
『
2011年10月15日07時48分 [ⓒ 中央日報/中央日報日本語版]
http://
japanese.joins.com/article/649/144649.html?servcode=300§code=330サムスンのiPhone販売差し止め申請、オランダで棄却 オランダ・ハーグ裁判所は14日(現地時間)、アップルのiPhone・iPadの現地販売差し止めを求めたサムスン電子の仮処分申請を棄却した。
アップルとの特許訴訟戦でサムスンの4度目の敗北で、サムスンが起こした訴訟では初めて。
ハーグ裁判所はiPhone・iPadがサムスン電子の3G(第3世代)通信標準特許4件を侵害したというサムスンの主張を棄却した。
裁判所は
「アップルが使用したサムスンの技術は欧州通信標準研究所(ETSI)の規定上、標準化された‘必須特許技術”であり、誰にでもいわゆる‘公正で、合理的で、非差別的な(FRAND)方式’で提供する義務がある」
と明らかにした。
6月にサムスンが仮処分申請と同時に起こした本案訴訟は継続して進行される。
今回の決定は
サムスンが武器とする通信標準特許が威力を発揮できなかった
という点で、その影響が注目される。ロイター通信は
「サムスンにとって致命打になった」
と伝えた。
しかしサムスン電子の関係者は
「訴訟の内容は国ごとに違うため、他の訴訟には大きな影響を与えない」
と主張した。
』
アップルとことを構えた勇気は感心するが、見通しの甘さは否めない。
サムスンはアップルと対等あるいはそれに近いほどの企業ではない。
単なる「
モノづくり屋」である。
傷口が広がる前に、なんとしても妥協にこぎつけないといけない。 それしか残されていない。
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