_
● 米ニューヨークのタイムズスクエアの電光掲示板に1日、登場した孔子の姿。
孔子が生まれた曲阜がある山東省の広報映像の一部。/写真=斉魯網より
● 中国・北京で「孔子平和賞」授賞式
”謎の美女”突然登場
FNNニュースより
『
朝鮮日報 記事入力 : 2011/10/03 09:08
http://www.chosunonline.com/site/data/html_dir/2011/10/03/2011100300357.html
中国が孔子マーケティング再開
水墨画で描かれた情け深い表情の孔子が胸のところで手を合わせ、お辞儀をしてあいさつをする。
そして、世界文化遺産に登録されている山東省曲阜市の孔子廟(びょう)大成殿と中国五大名山に数えられる泰山の空撮画面が続く―。
今月1日から米ニューヨークのタイムズスクエア北側にある大型の電光掲示板で放映されている中国山東省の広報映像(30秒)だ。
中国が再び「孔子マーケティング」に乗り出した。
中国は2004年から中国の文化と言語を広める「孔子学院」を世界各国に設け、孔子を中国の国家的象徴としてクローズアップした。
しかし、昨年と今年はその勢いがそがれた。
昨年、
反体制活動家の劉暁波氏がノーベル平和賞を受賞
したのに対抗しようと、孔子平和賞を制定し、第1回の受賞者として、台湾の連戦・国民党名誉主席を選んだが、連氏が授賞式に出席しなかったことで、大恥をかき、今年は賞自体が廃止された。
今年初めには、天安門広場脇の大通りに大型の孔子像が建てられたが、「国父」毛沢東の肖像画と向かい合うのは不適当だとして、わずか100日で撤去される騒動もあった。
山東省の宣伝映像とはいえ、世界の注目を集めるタイムズスクエアに孔子が登場したのは、大国としての中国の平和的イメージとソフトパワーをアピールする上で、孔子に代わる存在はないとの判断が働いたためとみられる。
中国は先月中旬、政治的理由から急ごしらえで制定された孔子平和賞を廃止し、代わりに文化省傘下に中華社会発展基金会の主管による「孔子世界平和賞」を新たに設けた。
孔子世界平和賞は、毎年9月21日の世界平和デーに合わせ、全世界から受賞候補者の推薦を受け、1年間の審査を経て、翌年の平和デーに受賞者を発表する。
▲現在起きている戦争や暴力行為の終結
▲戦争や暴力行為の危機の仲裁を通じた解決
▲大量破壊兵器の削減・廃棄に寄与した人物・機関
―などが受賞対象となる。
中華社会発展基金会の蒋曄・副秘書長はニューヨーク・タイムズの取材に対し
「劉暁波のノーベル平和賞受賞に対抗して、急づくりした孔子平和賞は、中国のような大国にはそぐわず、孔子に代表される価値にも見合わない」
と語った。
』
「孔子マーケティング」とはなんだろうと検索してみた。
韓国の一流新聞に載るくらいだからWikipediaにもあるだろうと思っていた。
でも出てこない。
「孔子マーケティングとは」で検索して内容を知ろうとしたが、これもハズレ。
いったい「孔子マーケティング」って何なんだろう。
『
サーチナニュース 2011/09/29(木) 10:45
http://news.searchina.ne.jp/disp.cgi?y=2011&d=0929&f=national_0929_060.shtml
ハシゴはずされたプーチン…中国・孔子平和賞、不可解な“消滅”
● 2006年に定められた「孔子標準像」
中国郷土文化保護部は28日、同団体が2010年に開始した「孔子平和賞」を取りやめることを明らかにした。
第2回となる今年(2011年)はロシアのプーチン首相らが候補に挙げられたが、「本人に関係ないところで、ハシゴをはずされた」格好になった。
同賞は2010年のノーベル平和賞が中国の民主化活動家の劉暁波氏に贈られることに対抗して始まった。
同年(第1回)の第1回受賞者は台湾の連戦国民党名誉主席としたが、拒否された。
第2回の2011年も取りやめになったことで、
「中国人が始め、中国人が終わらせた、何の実績も残さなかった世界的な平和賞」
になった。
中国郷土文化保護部は、中国政府・文化部の下属団体で、本来の名称は「中国郷土文化保護協会」だった。
許可を得ず、「文化保護部」と改称した上に、同じく無許可で9月17日に「第2回孔子平和賞活動の着手」を発表する記者会見を行ったことが「重大な規則違反」であったとされ、第2回孔子平和賞の活動を取りやめることになったという。
「中国郷土文化保護部」そのものも解散する。
従来の名称であった「中国郷土文化保護協会」としての活動も行わないことになった。
孔子平和賞は、同賞のために設立した団体もろとも、消滅した。
「中国郷土文化保護協会」と孔子平和賞に対する処置は、9月19日付という。
**********
◆解説◆
2010年のノーベル平和賞の受賞者が劉暁波氏に決まった当初から、中国政府は同賞が「政治的な思惑でゆがめられた」と猛烈に反発。
中国独自の“価値観”を強調する気運の中で、孔子平和賞は誕生した。
同賞はノーベル平和賞に反発を感じる中国人の「溜飲を下げる」効果はあったが、国際的には、中国の異様さをあらためて印象づけることになった。
孔子平和賞がわずか1回で取り消された背景には、中国上層部における思惑の混乱と対立がある可能性が高い。
』
『
2011/10/06 12:40 【共同通信】
http://www.47news.jp/CN/201110/CN2011100601000381.html
中国が「孔子世界平和賞」創設 ノーベル賞対抗か
【北京共同】中国紙、新京報は6日、中国文化省が主管する機関がこのほど「孔子世界平和賞」を創設したと報じた。
同省は先月、ノーベル平和賞に対抗して昨年創設された「孔子平和賞」の民間主催団体の認定を取り消した。
国が代わりに“孔子”を冠にした賞を引き継いだ格好だが、早くも批判の声も。
同紙によると、孔子世界平和賞の選考対象は、戦争が始まるのを回避したり、核兵器などを削減したりするのに貢献した個人や機関。
毎年9月21日の国際平和デーに受賞者を発表する計画という。
同賞の創設が伝えられると、中国のネットサイト上には「世界に恥ずかしい」「やめてほしい」などと批判的な書き込みが相次いだ。
』
なんだか、話がゴチャゴチャになってきましたね。
どうもこれが「孔子マーケティング」ということのようです。
孔子様もとんだ災難を背負い込んでいるようです。
こんなことをやっていると、だんだんその価値が下がってきてしまいます。
『
サーチナニュース 2011/10/06(木) 11:01
http://news.searchina.ne.jp/disp.cgi?y=2011&d=1006&f=politics_1006_006.shtml
中国が「孔子世界平和賞」創設…孔子平和賞「取り消し」の直後
中国政府・文化部社会文化発展基金会が設立した「孔子世界平和賞公益基金会」の活動が、最近になり始まった。
2012年から毎年、9月21日の国際平和デーに同賞の受賞者を発表するという。
中国では9月下旬、「中国郷土文化保護部」が主催する「孔子平和賞」のが停止させられたばかりだ。
中国新聞社が報じた。
孔子世界平和賞公益基金会管理委員会の羊滌生主任によると、「孔子世界平和賞」は、進行中あるいは発生の危険がある戦争や暴力行為を停止させたり防いだりするための調停を行ったり、武器や大量殺戮(さつりく)兵器の削減のために傑出した貢献があった世界各国の団体や個人に贈られる。
国連が定めた9月21日の国際平和デーに受賞者を発表するという。
中国では2010年に「孔子平和賞」が設立された。
主催団体は「中国郷土文化保護協会」。
台湾の連戦国民党名誉主席に選ばれたが、同氏は受賞を拒否した。
第2回となる2011年の選考活動を始めた矢先に、同賞は「活動を中止、再開もしない」と発表された。
主催していた「『中国郷土文化保護協会』が、政府の許可なく『中国郷土文化保護部』と名称を変更した規則違反があった」との理由だった。
“中国郷土文化保護部”はすべての活動を停止させられた。
「中国郷土文化保護協会」の名称に戻して活動を再開することもないという。
「中国郷土文化保護協会(中国郷土文化保護部)」はこれまで、政府・文化部の下属団体と紹介されていたが、「孔子世界平和賞」設立の関連記事では、「2010年にはひとつの民間団体が『孔子平和賞』を設立」などと報道された。
「孔子平和賞」は、2010年のノーベル平和賞受賞者に、中国人の反体制活動家・劉暁波氏が選ばれたことに対抗して設立されたと考えてよい。
「孔子世界平和賞」では、今のところ「ノーベル平和賞」と関連づけられる意思表明はない。
**********
◆解説◆
「孔子平和賞」は過去に1回しか受賞者を選んでおらず、しかも受賞を「拒否」されたことで、何の実績も残せなかった。
同賞を取りやめた直後に「孔子世界平和賞」を創設することは、どう考えても異常だ。
台湾の連戦氏が「孔子平和賞」を拒否したことで、同賞は“赤っ恥”をさらすことになった。
主催団体を格上げし、候補者に対しては受賞の意志を確認しやすいようにするなどの方法は、選択肢としてあるだろう。
しかし、2011年の候補者としてロシアのプーチン首相らを発表した後になり同賞を取りやめ、新たに「孔子世界平和賞」を設立したのでは、外部に混乱を印象づけるばかりだ。
中国共産党・政府内部で「どたばた劇」を演じざるをえない意見の対立などが発生している可能性がある。
』
『
ロケットニュース24 2011年11月16日
http://rocketnews24.com/2011/11/16/153298/
中国版ノーベル平和賞「孔子平和賞」、ロシアのプーチン首相へ授賞決定
中国人「意味がわからない」
2010年、中国の民主化運動家・劉暁波氏へのノーベル平和賞授賞に対抗して制定されたと見られる「孔子平和賞」。
中国本土でも「パクリノーベル賞」と揶揄され、また主催団体が認定取り消し、活動停止と迷走。
だが、先日ついに別団体が同賞を引き継ぎ復活した。
そして、復活第一回目は何とロシアのプーチン首相への授賞が決定したと発表。
この決定に世界が「?」となっているなか、中国でも「意味がわからない」と話題になっている。
孔子平和賞は
「戦争及び暴力行為の発生を防ぎ、既に起きた戦争危機や暴力行為の平和的解決につとめ、また大量破壊兵器の撲滅に貢献した世界各国の団体及び個人」
に対し授賞されるものだそうだ。
今年度の受賞者についてはマイクロソフト創設者のビル・ゲイツ氏やドイツのメルケル首相、南アフリカのズマ大統領ら7人の候補者をおさえロシアのプーチン首相に決定したと発表された。
今回のプーチン首相への授賞については
「プーチン首相が世界平和のために突出した貢献をしたため」
とのことである。
具体的には今年行われたNATOのリビア爆撃を批判したことを指すようだ。
これに対し中国ネットユーザーは
「パクリノーベル再始動」
「自作自演乙」
「意味がわからない」
「孔子と世界平和って何か関係があるの?」
「え、ガセじゃないの!? マジ!?」
「なんか中国人として恥ずかしくなってきた」
「孔子先生に申し訳が立たねぇ」
などとコメント。
プーチン首相がどうこうと言うより、選定基準や賞そのものを疑問視しているようである。
孔子平和賞の授賞式は12月9日。
12月10日に予定されているノーベル賞の授賞式より1日早く設定されている。
なお、プーチン首相が授賞式のために訪中するかどうかについては明らかにされていない。
参照元: 中国孔廟、 VoA news.com(中国語)
』
『
レコードチャイナ 2011-11-18 06:11:11 配信
http://www.recordchina.co.jp/group.php?groupid=56112&type=1
中国が「孔子平和賞」をプーチン首相に、
本人は無言、党は「一文の価値もない」
2011年11月16日、中国版ノーベル平和賞「孔子平和賞」を受賞したロシアのプーチン首相がノーコメントを貫いている。
米ボイス・オブ・アメリカの中国語版ウェブサイトが伝えた。
昨年、中国の民主活動家・劉暁波(リウ・シアオボー)氏がノーベル平和賞を受賞したことに対抗し、中国が独自に設立した「孔子平和賞」。
中国文化部の下部組織が主催し、台湾の連戦(リエン・ジャン)元副総統が初代受賞者に。
第2回の主催は香港の団体に引き継がれ、ドイツのメルケル首相や南アフリカのズマ大統領ら7人のそうそうたる候補者を抑え、プーチン首相の受賞が決定したことが15日、発表された。
12月9日に授賞式が行われるという。
だが、これに対するロシア側の反応は冷ややかだ。
プーチン首相は全くのノーコメント。
ロシアメディアもほとんど報じていない。
同首相が党首を務める「統一ロシア」はウェブサイトで「一文の価値もない」とバッサリ。
「わけの分からない小さな賞が厚かましくも何とかしてプーチン首相にすり寄ろうとしている」
とするロシア著名記者の評論を掲載し、遠まわしに「迷惑だ」と言っている。
一方、ロシアの人権団体は
「中国自身が人権をひどく踏みにじっている。
プーチンも同じ。
そんな国から『平和賞』をもらうとはお似合いだ。
この賞の国際的な価値をさらに貶めるだけ」
と笑い飛ばした。
同首相は7月に
「民主化に貢献した政治家」
としてドイツの民間団体から表彰されたが、内外からの激しい批判を受け取り止めになるという事件も起きている。
あとは首相本人が授賞式に出席するかどうかだが、同団体は
「出席すれば余計に滑稽さが増すだけ。
普通なら何とかして回避するがどう応えるかは本人にしか分からない」。
また、別の政治評論家は
「首相はとても困っているだろう。
戦略的協力パートナーの中国との友情も大事にしなければならないが、いくらなんでも体裁が悪すぎる」
と同情している
』
これ政治なのかそれともコメデイーなのか。
お笑いならなかなかのものである。
『
FNN News 2011/12/10 01:13
http://www.fnn-news.com/news/headlines/articles/CONN00213246.html
中国・北京で「孔子平和賞」授賞式 ロシア首相の代わりに無関係の女子留学生が出席
中国・北京で「孔子平和賞」の授賞式が行われた。
中国でノーベル平和賞に対抗して民間団体が創設した「孔子平和賞」。
2回目となる2011年の受賞者は、ロシアのプーチン首相に決まり、北京で授賞式が行われた。
ところが、会場に現れたのはなぜか、プーチン首相とは無関係のロシア人女子留学生たち。
孔子をかたどった金の像を、笑顔で受け取った。
主催者側は受賞理由について、
「NATO軍によるリビア空爆に徹底して反対した」
ことなどを挙げている。
』
_